2013年10月8日火曜日

縦軸の重要性

チャートを見て何度もタッチしているポイント、または意識されそうな高値や安値に水平線を引くのはチャート分析の基本ですが、価格を意識するのもとても重要です。これも基本中の基本ではありますが、僕は今年になってから気づきました・・・。

100円などの切りのいい価格は意識されやすく、個人はもちろんのこと、大口の注文もオプションが絡んだりしてそれらの価格に集中することが多いです。ここここらへんを見てもらうとよくわかると思います。

僕はちょっと前までチャート信者で、ローソク足から読み取れないことに優位性があるかわからないから無視する、というスタンスで臨んでいました。そんな値頃感でトレードしていいの?って感じ。当時は狭い視野でしかチャートを見ることができなく、またブログやTwitter等で他の人の意見を見るのを疎かにしていたせいで、なかなか気づくことができませんでした。しかし実際はそこに注目する人が多かったわけです。オプション取引もあるわけだから当然ですね。

そのことに気づいて過去のトレード履歴を振り返ってみると、そりゃあ負けるよねというトレードや機会損失も多く見つけることができました。おかげで相場に対して優位性が保てる状態になれました。が、今から考えると相場が簡単だったのが大きいですね。最近の値動きが乏しい相場だとまだ安定しないので色々試行錯誤中であります。


2013年9月4日水曜日

メンタルを鍛える


ゾーン (ウィザード・ブックシリーズ)
パンローリング株式会社 (2013-02-01)
売り上げランキング: 4,746

投資本の中でも有名な本ですが、Kindle版が出ていたので購入して読んでみました。喩え話が多くてかなり読みにくい本でしたが、内容自体は何度も読み返す価値のある名著だと思います。

この本はメンタル本です。僕はポーカーでは平均以上には自分をコントロールできていたと思っていたので、トレードでも大丈夫だろうと高を括っていました。しかし負けていたころならいざ知らず、利益が出るようになってからも精神的な部分からくるミスがなかなか減りませんでした。ポーカーでは考える時間があり、その間に冷静に物事を考えることができますが、相場は常に動いていて待ってはくれません。このことが焦りとつながり、ミスを引き起こすことが多いです。勝ち始めれば心にも余裕ができるかなと思っていましたが、そう簡単な話ではなかったようで、意識改革をする必要があるなと感じました。


本の内容は大体次の通りです。

・優位性があるときに一貫してトレードを行う。
・そのためにはリスクを受け入れる必要がある。
・リスクを受け入れるためには、マーケットはどの瞬間も唯一のものであるということを知る。

当たり前のことですね。が、3つ目のことが特に重要です。このことを心の底から理解していないと、自分の予想通りに動くと過剰に期待し、思惑通りに動かないと焦ってしまいます。


マーケットは多くの人が考えている以上にランダム性が強いです。ある時と全く同じチャートが出来上がったとしても、参加者が前回と同じような行動を取るとは限りません。前回勝った人はトレード枚数を増やすかもしれないし、負けた人は今回はトレードを控えるかもしれません。大口トレーダーがクリックした瞬間相場が動き出すこともあるでしょう。参加者全員の思惑を把握するのは不可能であり、次の値動きを完璧に予想することも不可能です。その値動きはその瞬間にしか存在しないのです。

ただ、人間は同じような状況に陥った場合は同じような心理状態になりやすいため、そこにははっきりとした傾向が見られます。その傾向を把握し、優位性があると感じたらエントリーして、その優位性がなくなったと感じたらエグジットすることによりエッジを得ることができます。

利益を得るために次の瞬間何が起きるかを知る必要はありません。何事も起こり得ることを前提に、何がどの程度起きるかを確率で考えます。このことを理解していれば、予めリスクを確定しないことはバカげたことで、利が乗ったあとに戻してきても焦ることではなく、利確したあとに更に伸びたとしても後悔する必要がないこともわかるでしょう。

しかし、これらのことはわかっていてもなかなか割り切れられない人が多いと思います。それは日々暮らしている中で培われてきた「常識」のためであり、その「常識」を変えることができれば見える世界も変わるらしいです。それが「ゾーン」という心理状態らしいのですが、経験がないのでちょっとわからないですね。


僕はこの夏の休暇にお金のことを忘れて遊んだおかげで、トレード内容が良くなった感じがします。少し焦っていたのかもしれません。いちいちマーケットから苦痛を感じているようでは一流にはなれないので、なんとか克服していきたいところです。


2013年8月26日月曜日

ぼちぼちトレード再開

3週間も遊び呆けてたらさすがに仕事したくなってきましたw今日からトレード再開です。

とは言ってもまだ夏枯れ状態が続いてる様子もあるので、リハビリと検証も兼ねて今週は軽く流す程度でトレードする予定です。トレードスタイル変更中でもあるので、9月一杯くらいまでは負けない程度に過ごせれば十分かなとも思っています。

それでは頑張っていきましょう。


2013年7月23日火曜日

夏休み

なんか相場が薄くなってきましたね。

海外のトレーダーは8月頃からサマー・バケーションで長期休暇を取る人が多いらしいのですが、早くも夏休みムードになってきました。

参加者が少ないときは、注文も少なくレンジをブレイクしにくいのですが、一度ブレイクすると逆方向の注文も少ないため急激に動きやすいです。大口の注文で大きく動いてしまうので突発的な動きも多くなってしまいます。

利益を出すためには長いレンジを我慢し、数少ないチャンスをモノにしなければいけません。ブレイクしにくいためダマシも多くなります。レンジのときにトレードして利益を飛ばしてしまうくらいなら休みにしてしまってもいいかもしれませんね。


僕は8月に入ってから海外勢が帰ってくるロンドンのレイト・サマー・ホリデー(8月の最終週の月曜日)あたりまでトレードは休みにしようと思っていましたが、予定を早めようか考え中です。やるならしっかり相場に集中しないと逆に負けてしまいそうなのですが、集中するには暇な時間が長いんですよね。。

短期売買禁止とタイミング的にも丁度いいし、自分のトレードを見直してみようかと思います。


2013年7月21日日曜日

自分の利益がどこから来ているのかを知る


FX取引、売買価格公正に 超短期取引も制限


金融庁から新たな規制が入り、DMMとSBIは短期売買が禁止に、クリックはドル円のスプレッドと1回の注文上限を改悪するなど余波が広まっています。(注:記事タイトルの超短期取引は10分後などの価格を予想するバイナリーオプションのことです)

そもそも一部のOTC業者(詳しくはこちら)は客の注文を一度呑み、その注文を客同士の注文で相殺して手数料を浮かすことによって、インターバンク市場には存在しない狭いスプレッドを客に提供しています。

しかし客が秒スキャル(数秒から1分くらいの短期トレード)をすると、この狭いスプレッドを提供している業者側はその全てをカバーすることができないので(秒スキャル全部の取引をカバーしていたら業者が負うべき手数料が大きくなってしまい、客に狭いスプレッドを提供できない)その利益がそのまま業者の損失となってしまいます。

その結果、秒スキャルだけで稼いでいるトレーダーの存在が業者にとってマイナスとなり、そういうトレーダーの口座を凍結するという話も出てきました。狭いスプレッドを謳い文句に客を集めていましたが、それが仇となり自分の首をしめてしまった形です。それに加えて金融庁から規制が入り、業者が現状を維持できなくなってきました。それゆえその対策を取ってきたわけです。


スキャルピングだけに頼って稼いでいたトレーダーにとってはこれから少しずつ厳しい時代になってくるでしょう。しかしこれは今までが異常だっただけで当然の流れです。

もし自分の利益の大半が業者の損失によってまかなわれていたとしたら、それは一時的なものにすぎません。追い出されたり、規約が変更になればそれでおしまいです。勝ち続けたければインターバンク市場のスプレッド以上にエッジを得る必要があります。


とまあ偉そうに書きましたが、僕も低スプレッドの恩恵を受けていたトレーダーの一人です。やはりここ数ヶ月はスキャルで勝ちやすい相場でしたからね・・。資金を増やしながら段階的に手法を変えていくつもりでしたが、前倒しとなってしまいました。もう少し余裕が欲しかったのですが仕方ないですね。イメージはある程度できているので、少しずつ修正していこうと思います。


2013年7月11日木曜日

マーケットの本質

マーケットの本質を勉強するのにいい本があったのでご紹介。


図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
田渕 直也
日本実業出版社
売り上げランキング: 41,898


ランダムウォーク理論とは

1.相場を連動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる(情報コストがゼロ)
2.売買に際して、税金や手数料などがかからない(取引コストがゼロ)
3.すべての投資家は、金銭的利益を最大化するように行動する(合理的投資行動)

上記の3つの条件が成り立つとき、相場はブラウン運動に従うという考え方です。

簡単に書くと「相場の参加者全員が合理的に行動すれば(ミスをしなければ)、相場はランダムに動く」ということです。

しかし実際の相場の動きはランダムではありません。人間一般に共通する心理的な偏りが存在することにより、相場はランダムでない動きをすることがあります。この心理的な偏りを、本の中で行動ファイナンス(マーケットの人間心理を扱う学問)により説明し、マーケットのどこに非効率な部分が表れるかなどを考察しています。

トレードをするにあたって大事なことは、この非効率な部分を探すことです。ランダムでないということは、必ず特定のパターンが存在しますので、そこから収益を得るわけです。


僕は日頃から物事の本質を考えることが好きなので、この本の内容はとても面白かったです。マーケットへの理解が深まればトレードの期待値が上がることは間違いないと思います。


2013年7月7日日曜日

あとは効率よく努力

その人の得られる技量は大雑把に「才能☓効率☓時間」で求められます。この式で計算された値で上位に入れればめでたく勝ち組です。成功するためには才能で飛び抜けている必要はなく、それぞれが上位10%に入っているだけで全体の上位0.1%に入れます。スポーツや芸術の世界では不十分でしょうが、投資の世界ではこれで十分食べていけます。

今までFXで勝つのは難関かのように書いてきましたが、そこまで狭き門でもありません。才能部門で上位1、2割に入っていれば努力次第で年収億超えも不可能ではないでしょう。たぶん。


才能は自分ではどうしようもできないし、時間も努力するだけなので、効率に関して少しだけ。

まず手っ取り早いのが師を見つけることです。勝ち組になるのに独学なら2年かかるところを、身近な人から学べれば半年もかからないかもしれません。正しい道を見つけるのは時間がかかるものなので、それを教えてもらうだけでも結構違います。

あとは一緒に学ぶ仲間を見つけてミスを指摘しあったり、デモトレードをすっ飛ばして最初からお金を賭けてトレードする、とかですかね。最初は確実に負けますが、多少痛みを伴った方が効率よく学べると思います。


やればその結果が複利で帰ってくるのがトレードです。頑張りましょう。次回あたりからそろそろ具体的な話もしていく予定です。


2013年7月4日木曜日

トップレベルになるためには

トップレベルのトレーダーになるための最低条件として、必要な能力が2つあります。

1つ目は論理的に分析する能力です。エッジを得るためには、相場を観察し、仮定を立て、それを検証する必要があります。そしてその検証結果を矛盾がないように論理的に組み立てなければいけません。相場はポーカーに比べて自由度が高く、関わってくる条件も多いため(為替と株に相関があったりなど)、この作業が非常に難しいです。これができて初めて正しい相場観が養えます。

しかし、これだけでは短期的に大きくお金を増やすことはできません。そのためには複利を使って資産を運用しなければいけませんが、複利を使うには取るべきリスクを取る勇気が必要です。こう書くとギャンブラーが思い浮かぶかもしれませんが、一般的にギャンブラーはリスクを取りすぎです。これは投資の世界では致命的で、大きな確率でいつか退場になってしまいます。リスクは取りすぎても取らなすぎても大勝はできません。正しいリスク管理能力がなければ話になりません。

僕が知る限りほとんどの人がリスクを取りすぎて退場しているか、小銭の博打を繰り返しているか、勝ち組になるセンスがあったとしてもリスクを取らなすぎて小金しか稼いでいません。

上で書いた2つの能力を持って初めてトップトレーダーへの道を歩むことができます。ただしこれらは最低条件なのであって、その先もまだまだ険しいです。僕もスタートラインに立ててるか微妙なところですが、頑張っていきたいです。

追記
最近メンタルが最重要なんじゃないかと思うようになりました。メンタルに関しては『メンタルを鍛える』にて。

2013年6月30日日曜日

じゃあ実際FXってどうなの?

結論から言うと、年間数百万稼ぐのはポーカーの方が圧倒的に楽で、3,4千万くらいまでもまあポーカーの方が楽、5千万から1億あたりを超えてくるとFXの方が簡単になってきます。もちろんそれなりに難しいですが。

FXで勝ち組になれるのは多分全体の1〜3%、身近ですでに勝ち組になっていてミスなどを指摘してくれる人がいればもう少し多いかな、という程度です。周りを見ていると 、マネープレッシャーなどを感じずに問題なく複利を使って資金を増やせる人は、さらにその中から1〜3%くらいかな、と感じます。なので年間5千万から1億を超えるくらいFXで稼げる人は1万人に10人もいない、というのが僕の予想です。

ポーカーなら自分より格下さえ見つけられれば勝ち組になれますが、FXは参加する場所がいつも同じなので相手を変えられません。つまり自分が初心者の時からプロ相手に戦うようなものです。しかしレートを上げていくとポーカーは相手も強くなりますが、FXは変わりません。1回勝ち組になればほぼ一生その場所で勝ち続けることが可能で、これがFXの利点ですね。これは正直認識が甘かったです。いつまで勝ち続けられるかはちょっと想像できません。


ちなみにこれが株ならコンスタントに勝ち続けられる人が10%前後、大きく稼げる(ただし額はFXに比べ少なめ)人は3%前後で1000人に数人。しかし市場が為替と比べ小さいので、資金が大きくなってくるとすぐに戦略の変更が余儀なくされます。あくまで僕の感覚ですが。

ただし小遣い稼ぎレベルならさほど難しくないです。アベノミクスでの上昇相場なんかプラスサムゲームだったので素人でも適当に買っていれば儲かる相場でした。


それぞれ一長一短ですね。自分の好きな、もしくは向いてる種目、将来稼ぎたい金額等で自分の戦場を決めるといいと思います。


2013年6月28日金曜日

FXを始めた経緯

2010年の終わり頃、ポーカーで1ヶ月の間に1万BBほどのドローダウンを喰らって萎えていた時に、ユーロが下がるという噂を聞きました。ユーロを売ってみようと思い、どうせならFXについて勉強してみようと考えました。運良く面白そうなブログに辿り着き読みあさってみると、FXトレードによるエッジの得方というものを比較的簡単にイメージすることができ、これなら自分でもやれるんじゃないかと感じました。

その時は正直興奮しました。投資の世界で勝ち組になった時のリターンは、複利が使える関係上ポーカーの比ではないからです。勝ち組にさえなれれば年収で億以上稼ぐことも可能となると夢も膨らみます。ポーカーというゲームは好きでしたが、当時自分の能力内で到達できるであろう上限の壁が少し見えてきていて、稼げるお金の限界を感じていました。一時的に負けが込んでいたことも後押しして、将来のお金の期待値を考え、集中して勉強するために安定して勝てていたポーカーもきっぱり辞め、FXに転向することを決めました。

今後の目標としては、不労所得が生活費を上回るくらいの資産を数年以内に築きたいですね。今はFXがメインですが、FXに限らず似たような要領でトレードできるものには手を出していきたいです。頑張ります!


2013年6月27日木曜日

ブログ開設

こんにちは。新たにブログを作りました。

ポーカーを3年ほど真剣にやっていましたが、今は引退してFXを始めてから2年半になります。FXは思ってたよりも難しく、2年ほど勝てずにいました。しかし昨年末あたりからようやくコツを掴んできて、今では十分生活できそうだな、というところまで来ました。FXトレーダーとしての技術は中の上から上の下くらいだと思います。まだ手法を講釈するレベルではないですね。

やるからにはそこそこの高みを目指しています。Twitterだと発言がどんどん流れていってしまうので何か形に残しておきたいと思ってブログを始めました。どのようなことを書くかはまだ決めていませんが、興味があったらぜひ見に来てください!


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